不倫への決心。
満夫が
不倫を始めたのは、まだ、キャバクラに勤めて間もない売れっ子亜湖に通いつめて、2週間後。
まだ当時亜湖は16歳、現役女子高生、少しひねくれた細身の猫目の綺麗な少女だ。
一方
不倫をはじめた満夫はというと、同い年の妻、亥菜にもうすぐ中学にあがる息子と、小学2年生の愛娘がいた。
仕事はというと、ホワイトボード・ボード類を取り扱う小会社の営業をしているが、勤務歴10年の33歳となった今も、ぺーぺーの平社員、お疲れサラリーマンだった。
家に帰っては、出世しない。経済面を賄えない夫に不満をもらす妻に罵声をあび。満夫にとって亜湖との
不倫の時間が、
不倫だけが、人生の安らぎとなっていた。
自分の安月給のおかげで、お小遣いは鬼のような一ヶ月1万円とされ、妻亥菜がパート務めをしなければならない現状
に不満を毎日ぶつけてくるのだ。
「安い給料はいつまで続くの!安いのは顔だけにして頂戴!」
とののしられるばかり。
そしてつぶやくのだ。「
不倫をして安らぎがなければ死んでしまう!」と。
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